入院について

当院は、地域包括ケア病床40床で構成されています。

地域包括ケア病床とは

在宅生活や施設での生活を送るための橋渡し役の病床です。最長で60日まで入院できます。リハビリが必要な方には1日40分以上行います。

  • 急な体調不良等、当日の入院相談にも対応しております。
  • 理学療法士、作業療法士も多数配置しており、リハビリ目的での入院も相談可能です。
  • 退院後の在宅生活に向けて、当院スタッフとご家族、介護支援専門員との会議を行っています。

入院リハビリの流れ

1. 入院計画の立案

本人・家族と一緒に在宅復帰に向けたリハビリの計画を立てます。
必要な場合には、ご自宅の様子を見させて頂き、リハビリ計画に反映させます。

2. 退院前訪問指導

退院前に本人と専門スタッフがご自宅へ伺い、退院後に自宅で安全に生活ができるか確認に行きます。

3. 退院へむけて

実際に自宅の様子を確認した上で、必要なリハビリを行います。

専門スタッフには理学療法士、作業療法士だけではなく、看護師(入退院支援係も含む)、歯科衛生士、管理栄養士、社会福祉士、介護支援専門員(ケアマネージャー)なども所属し、チームで患者様、ご家族を支援いたします。

入院中のおくすりについての注意事項

入院中の患者さまが、他病院・クリニックでのお薬を取りに行くことは、厚生労働省の指導により、原則禁止されております。この決まりは、入院中の患者さまのご家族様がお薬を取りに行った場合も同様です。もしも、入院中に他病院・クリニックへお薬を取りに行った場合、お薬を取りに行った病院から保険が効かない(自費での)請求となる場合がございますので、ご了承ください。

お食事について

当院でのお食事は治療の一環として取り組んでおります。

医師の指示のもと治療食として糖尿食や高血圧食、脂質異常食などを提供しており、特に糖尿病のお食事は糖質に配慮したお食事としております。

患者様の病状に応じたお食事を提供し、多職種のスタッフ(看護師・理学療法士・作業療法士・歯科衛生士・社会福祉士など)と連携しながらお一人お一人に適した栄養管理を心がけております。

行事食や月1回の郷土料理や旬のメニューなどを取り入れ、入院生活の中でも食事の楽しみを感じて頂けるよう努めております。

                  豊の国 郷土料理

現在国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」に配慮いたしまして

当院では生鮮食品の劣化による食品ロスを削減する目的で、肉や魚、野菜などの冷凍食品も活用しています。                                                                 SDGsにも配慮している給食業者様にご協力を頂いております。

医療法人秋水堂は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています

栄養相談について

食事療法を必要とする患者様に管理栄養士が栄養相談を行っております。

退院後の食生活が気になる方は、主治医にお知らせください。

褥瘡について(床ずれ)

褥瘡(床ずれ)とは、寝たきりによって体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり、滞ることで皮膚の一部が赤みをおびたり、ただれたりし傷ができることです。                 入院患者様に「体圧分散計」を用いて安楽に過ごせるマットを選択しています。

多職種スタッフと協力しケアを行っています

➀管理栄養士による指導(褥瘡が治りやすくするためのアドバイス等)

②褥瘡に良い補助食品、高たんぱく、亜鉛等のゼリーやサプリメントも活用し、褥瘡が改善された事例もあります。

③褥瘡の傷口は洗浄し傷に応じた塗り薬や創部被覆材(傷口を改善させるフィルム等)を使用。                                                                                                                      他にも外科的治療として皮膚の悪い所を取り除いたり、患者さんの所見に応じた様々な処置を行っています。

④毎月1回、医師、看護師、リハビリ、管理栄養士、医療事務にて委員会を開催しています。

入院案内動画について

入院についてご案内動画

よくあるご質問

Q.どのようなリハビリをするのですか。
当院では担当理学療法士による個別治療や物理療法も行い痛みの改善を目指します。
その後は正しい身体の使い方を指導してケガをしにくい体づくりをしていきます。
Q.リハビリの頻度を知りたいです。
日曜日を除いて、毎日行います。リハビリの時間は心身の状態に左右されますが、基本的に個別対応のリハビリを20~60分間行います。
Q.リハビリはどんな方が対象ですか。
基本的には地域包括ケア病棟に入院される方の全てが対象となります。
Q.家の中に段差があるので、退院後の自宅生活が不安です。
ご自宅から入院の場合、家屋や屋外の状態を伺いその環境に合わせたリハビリを行っていきます。
必要に応じて、退院前にご自宅を訪問させて頂き、手すりの設置や介護・福祉用具の提供をさせて頂きます。
Q.退院してもリハビリが必要な場合はどうすればよいですか。
当院には外来リハビリ、訪問リハビリもあります。退院の日時が決まり、引き続き当院でのリハビリが必要となった場合は退院前に外来リハビリの予約をお取りしています。