生活習慣病、という言葉は聞き馴染んだ用語になりました。主に高血圧、コレステロール、糖尿病などを指す言葉です。これらの病気は単独では生活に支障はありませんし、自覚症状もほとんどありません。ではなぜ有名になったのかというと、これらの疾患がある方は将来的に脳卒中や心筋梗塞といった重篤な疾患のリスクが高まることが知られているからです。
最近、睡眠時無呼吸症候群という病気が注目されています。理由は前述の生活習慣病と同じく、この病気も脳卒中や心筋梗塞のリスクであることが証明されたからです。ただ問題は、自分が寝ている間のことには自分では気づけない、ということです。しかし、重症の場合は「朝起きた時の頭痛、口の渇き」「日中の眠気」「夜中の尿意」などを自覚する場合もあります。かくいう私自身もこの病気の治療をしていますが、気圧のせいだと思っていた頭痛が嘘のように消えました。この病気は、自宅に持ち帰っていただく簡単な検査で調べられます。もし上記のような症状でお困りの方、周りの方からいびきを指摘されたことのある方がおられましたら、一度検査を受けてみませんか?ご相談をお待ちしております。

地元新聞掲載 執筆者.呼吸器内科 中尾 明
