当院は自家培養軟骨移植術を導入しました。

自家培養軟骨移植術とは?

↑→自家培養軟骨

関節軟骨は、ヒザの動きを滑らかにしたりヒザにかかる負担をやわらげるクッションの役割を

果たしています。軟骨組織には血管がなく、

傷を治すための有効な細胞が少ないため、

事故やスポーツで軟骨が欠けたり、剥がれてしまうと、自然に治癒するのは難しいと考えられています。

欠けた軟骨の治療法の中で、近年注目されているのが「自家培養軟骨移植術」です。自家培養軟骨移植術にもいくつか種類がありますが、日本で公的医療保険の対象となっているのは、「外傷性軟骨欠損症」または「離断性骨軟骨炎」で、他に治療法がなく、欠けた軟骨の面積が4cm2以上の患者さん、さらに「変形性膝関節症」で運動療法等の保存療法により臨床症状が改善せず、欠けた軟骨の面積が2cm2以上の患者さんです。

「外傷性軟骨欠損症」

スポーツでの接触や交通事故など外からの強い衝撃により、軟骨の一部が欠けてしまうものです。軟骨が欠けるだけでなく、靱帯や半月板などが傷ついている場合もあります。

「離断性骨軟骨炎」

激しいスポーツなどで、ひざにくり返し力が加わることで、軟骨が軟骨の下にある骨とともに剥がれてしまうものです。

「変形性膝関節症」

関節の軟骨がすり減った影響で炎症が起こり、痛みや腫れ、水が溜まるなどの症状が現れる疾患です。スポーツや事故による外傷などが原因のものと、加齢や肥満などが原因で症状が進行するものがあります。

「自家培養軟骨移植術」は、患者さんご自身の細胞を使うので、拒絶反応がきわめて少ないこと、少しの軟骨から細胞を増やすことができるので、広い範囲の軟骨が欠けた場合により有効であるなどのメリットがあり、治療後はヒザの痛みなどの臨床症状が和らぐことが確認されています。

リハビリテーションについて

移植が終わった約1~2週後からリハビリテーションがはじまります。ゆっくりとヒザを動かしていき、3~4週後から少しずつヒザに体重をかけていきます。

6週後には全体重をかけるトレーニングをします。ただし、軟骨の欠けた場所や大きさなどにより、リハビリテーションのスケジュールは変わります。

参考リンクはこちら⇒ 再生医療ナビ:https://saisei-navi.com/contents/category/knee