関節リウマチ

担当医師

関節リウマチとは

免疫の異常により関節が炎症を起こし痛みや腫れが起きたり、軟骨や骨が破壊されて関節の機能が損なわれたりする病気です。そのままにしておくと関節が変形、機能障害を起こしてしまいます。
初期の症状としては朝起きた時に手のこわばりがあります。指や手首に腫れや痛みがあり、関節を動かさなくても痛みがある場合もあります。
手足の関節で起こりやすく、左右対称に複数の関節に症状が出ることが多いです。
その他にも発熱や倦怠感、食欲不振などの症状が生じて関節の炎症が肺や血管等全身に広がることもあります。

リウマチの初期症状

起床時に手が開きにくい
手がむくんでいる
関節に痛みを感じたり、熱を持ち腫れる
関節の痛み、腫れが左右対称に生じる
全身の倦怠感や微熱、食欲がなくなるなどの症状がある

このような症状がある方は関節リウマチの疑いがあります。
進行する前に一度受診をお勧めします。

関節リウマチの原因と予防は？

免疫の異常や遺伝子的要因などが考えられていますが、原因ははっきりとはわかっていません。
そのため、有効な予防法はありませんが状態を悪化させないためにはバランスの良い食事や適度な運動、休養が大切です。

関節リウマチの治療法は？

薬を使用した薬物療法を中心にリハビリや手術など、進行具合に応じて治療を行います。

まとめ

関節リウマチは早期発見・早期治療が大切です。
症状をずっと放置をしておくと、手足の関節が動かなくなるばかりではなく骨粗しょう症の原因にもなり、脊椎や肺、心臓などの疾患を引き起こす可能性もあります。
日常生活や仕事に支障が出る前に１つでもリウマチの初期症状に当てはまる方は医師への相談をお勧めします。